2024年7月。私は9日間、自転車で姶良市を走りました。 

 雨の日も、気が遠くなるほどの暑さの日も、自転車を降りたい瞬間が何度もありました。
  それでも走り続けたのは、

「誰にも届かない声」が、この街に確かにあると知っていたからです。 

  選挙カーを使わなかったのは、私にそれだけの資金がなかったことも理由でしたが、それ以上に、

  “県民負担を減らしたい”と願って出馬した私が、公費負担も支給される選挙カーに乗れば、  自分の言葉を裏切ることになる、と考えたからです。
  あの時の私は、たとえ不器用でも、正しいと思う道を選びたかったのです。 

  自転車で走ると、姶良の美しさと同時に、痛みや暮らしの困りごとも見えてきました。
  壊れた道路、雑草の茂る歩道、空き家、危ない側溝…。
  実際に自分の足で街を走らないと気付けない多くの問題を目にしました。

 

そして、すれ違う市民の皆様がかけてくださった
 「気をつけてね」「頑張って」
 その一言一言が、汗と一緒に涙がこぼれそうになるほど嬉しかった。

 選挙カーの上からでは、絶対に届かない温かさでした。 

 自転車で街を走るうちに、
 **“手を振る政治”ではなく“足で届ける政治”**が必要だと実感しました。

市民の皆様と共に、
 「暮らしやすい姶良」をつくっていく——
 そんな未来を描きながら、私はこの春も自転車に乗ります。